大気汚染防止法案 閣議決定!

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こんにちは 最近夜間に石綿の実態調査(どこに石綿が使用されており、どこが対策済で、どこが対策されていないか)をやっており、情報に目を向けておりませんでした。 久しぶりに事務所で情報収集しようとしたら早速ありましたね。 日本経済新聞のNET版 日本経済新聞より 石綿飛散対策の対象が全建材になりました。(おそらくレベル1・2だけでなく3もという意味だと思います) 罰則の内容も記載されてますね。 届出義務違反者に30万以下の罰金だそうです。 最近は大規模修繕工事に先立ち調査をやってくれという話がよく来ますが、 今後多方面からアスベスト調査の依頼がきそうですね。 特に商業ビルはテナントの入れ替えに伴い改修しているケースが多いため 調査する建材も膨大な数になります。 それだけをちゃんと調査できる調査者がどれだけいるのか…。 おそらく調査者の資格添付なども求められることになると思うので、 ミスが許されない調査をしてきたいです。

アスベストの危険性!

こんにちは

今回はアスベストの健康被害についておご説明します。

アスベストは極めて細く尖った繊維をしています。

このアスベストですが、通常の粉じんとは違い、肺内まで達します。

肺に達したアスベスト繊維は、肺に突き刺さり、炎症を起こさせます。

炎症が治まった後もアスベストが突き刺さったままの肺は中皮腫や肺がんを発生させます。

この「アスベスト吸引」~「肺がん・中皮腫発症」までの期間が大変長いため、

裁判の論点としてよく争われます。

アスベストが原因とされる病気は以下になります。

1.石綿肺
アスベスト暴露から10年以上後にレントゲンで病変が洗われます。

高濃度の暴露であれば、10年未満でも発症します。

2.肺がん
通常の肺がんと変わりありません。

アスベストの暴露から20~40年の潜伏期間の後に発生することが多いです。

3.中皮腫
中皮細胞に由来する胸膜・腹膜・心膜・精巣鞘膜より発生する悪性腫瘍で、

アスベストの暴露から30~50年後に発症することが多いです。

以上がアスベストが原因で引き起こる病気の一例です。

上記からもわかる通り、アスベストの暴露から発症までの期間が長いため、

アスベストと病気の因果関係の証明が裁判では重要になってきます。

それでも近年では国や石綿メーカーの敗訴が目立っており、

万が一病気が発症しても裁判で勝てる見込みが高いのではないかと思います。
※あくまで私の一意見です。

アスベストから身を守るために必要なことは

先日のブログでも書いた通り、「アスベストが含有されていると疑わしい建材」には

①触れない

②近づかない

③衝撃を与えない

が重要になってきます。

よく立体駐車場や機械式駐車場の鉄骨部分に吹付が見られます。

アスベストがあったらいやだなぁって見ています。

色が白いから白石綿(クリソタイルといいます)かなぁとか思ってます。

先日行ったホームセンターの駐車場では吹付け材に何かが当たったのか落ちてました。

いやですね…完全職業病です。


こんなマスク付けて街を歩きたくないですしね…。

自分はアスベスト被害大丈夫か?と心配な方は、健康診断にて自分の肺の状態を管理

されることをお勧めします。

ちなみに、アスベスト関係に従事する人は

「じん肺健康診断」

「石綿健康診断」

を受ける必要があります。

被害にあったかもと思われるかたは定期的に受けてみると良いかもしれません。



今、世を騒がした築地の解体が行われています。

ニュースにもなった通り、多量のアスベストが使用されています。

私も一度解体工事を受注した企業のもとで現場調査に入りましたが、

大変そうですね…。

twitterなんかみていると、築地移転反対の方がアスベストについて騒いでいます。

当該現場に知り合いの業者が入っているので何とも言えませんが、適切な処置の元

施工が行われることを祈ります。


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